校長の挨拶

大阪の早稲田がここにあります。

村上 徹Toru Murakami

早稲田摂陵高等学校 校長

 令和になってすぐに新型コロナウイルス感染症が世界に広がり、世の中のあり方が大きく変わりました。今までの当たり前がそうではなくなり、誰も経験したことのないことが起こり、答えのない課題に社会全体が挑まなくてはならない時代になりました。しかし、実は歴史を振り返るとこういうことは何度もありました。大きく世の中が変わろうとしているときに先人たちもまた、自らの経験が通じない中で時代を創ってきたのです。
 いま、社会が大きく変わろうとしている中で必要なのは、「答えのない課題に挑む力」、すなわち「たくましい知性」と「しなやかな感性」だと思います。早稲田大学の系属校である本校は、「自律」「責任」「質実」の校訓のもと、「たくましい知性」と「しなやかな感性」を磨く「教育」をすることによって、「探究」する力を身につけ、国際社会へ「貢献」する人材、新しい時代を創造する人材を育てます。